(cafe)甘味茶屋 ぶどうの木(高松駅周辺)
今晩は軽~い、話をしたいので、雑煮の話をします。
1月も下旬になって何事かという感じですけれど、私はお雑煮が好きで、機会があれば年中いただきます(機会はめったにありません)
お雑煮って地方によってかなり違ってとても面白いと思います。
地方によって違って、家で違う。しかもいろんな意味があります。
香川県のお雑煮はテレビで紹介されるくらいの変わり種、餡餅入りのお雑煮です。
香川県といえばうどんですが、市内をぶらぶらすると、この名物雑煮を季節を問わずにメニューに出している飲食店がいくつかあります。
お店の名前は忘れていましたが、高松の駅前商店街に、カフェは1,2軒しかなく、美味しそうなところを探してさまよった挙句にようやく入ったお店。小さくてやや和風のカフェというわけでネットで探してみましたら、すぐに出てきました。
甘味茶屋 ぶどうの木:http://www.lion-douri-shoutengai.com/gourmet/42/
初めて行ったときは友人二人と一緒でした。いそべ焼きやおぜんざいなどを頼む二人の横で、いそいそ張り切って
「お雑煮お願いします!」といった私です。
奇妙なものを眺める目で私を見る二人(二人に申し出た味見も却下されました)。
いえいえ、人生は経験ですよ!
そして、実は頼んだ私もびっくり、美味しかったです。さすが長い年月を受け継がれてきた新年のごちそう。
白みそのお雑煮は全国に点在しています。甘い雑煮もあれば出汁で作るお雑煮の地方もありますが、甘いお雑煮には大体白みそが使われていると思います。また、善ざいをお雑煮と呼ぶ地方もあり、餡雑煮の方も小豆の邪気払いに乗っ取って全国に点在します。しかし、餡と白みそで、餡ころ餅入りの、出汁でつくる白みそ雑煮は香川県でしか聞いたことがありません。
私は四国が好きで旅先に選びがちなのですが、このお雑煮は香川でしか食べれないものと認識していることもあって、高松市に行くと、なんとなく食べたくなります。他のお店も美味しいのかもしれませんが、駅ちかというのと、友人たちと旅した思い出から、いつもこのお店を探してしまいます。
友人が食べた磯辺焼きや善ざいも美味しかったそうです。
以前紹介した仙太郎さんでも、白みそのおはぎ(1月の季節のおはぎ)などありますが、白みその底力を教えてくれたのはこのお雑煮。
9月のお雑煮、晩夏の日の光に負けないくらい楽しく記憶を彩っています。
もし機会があればぜひ。