ポーズをとってくれたのは…

僕ステキでしょ(アメリカ)

野生動物に「さぁさぁ、写真を撮ってもいいですよ、こうしましょうか、ああしましょうか」といった態度を取られることは、実にめったにありません。

私は、写真を撮ることが好きなので、カメラは持ち歩いていることが多いですが、寄る年波には勝てず、動作はゆっくり鈍いのと、大概の生き物は、私がぼんやり眺めているときは向こうもぼんやりそこにいますが、いそいそカメラを出して構えて近づこうとすると、「なんやねん」と去ってしまうものです。

散歩中に、ばったり出会った、ハイイロリスは、心に残るくらいがっつりポーズをとってくれました。カメラ目線でじっと動かなかったし、何なら絵のモデルもできたことでしょう。

この子もきれいな子ですねぇ、と、私も楽しく激写です。

あたし、忙しいの、と気位が高いのか、もしくはとってもシャイなのか(フランス)

ハイイロリスは、ヨーロッパでは害獣です。でもヨーロッパのアカリス(正式名称、キタリス)は、たかーい木の上で、じっともりもりナッツを食べていても、なかなか写真にとるのは難しい角度のところにいましたし、大体ささっと道を横切って行ったりするばかりだったので、彼の辛抱強いポーズには、かなりテンションが上がりました。

まだ、逃げないな、あらまだ逃げない、もうちょっと近寄っていいかな…。

望遠のついてない、ちっちゃなデジカメしかもっていない頃でもあり、大変うれしかったのでした。

フランスではキタリスしか見なかったですけど、イギリスには確かにハイイロリスがいましたね。ヨーロッパでは外来種であるハイイロリスは嫌われていて、みんなキタリスのことは可愛い、というけれど、ハイイロリスのことは可愛いとは言いませんでした。土着の生物が可愛がられるのはいいことですが、東洋人の私にはどっちも可愛い。

とはいえ、私もニホンリスは見たいです。興味津々です。

今年の#1の出会いであった高島市は、余呉湖の方まで行くと二ホンリスがいると聞いたので、そう簡単には会えないでしょうが、ニホンリスとの出会いを求めて行ってみたいと思っています。

ハイイロリスの可哀そうなところは、アメリカでも害獣扱いで、生まれ故郷でも子供以外にはあんまり好かれていないことかも。

この子は本当にポーズをとってて、カメラを片付けたら、じゃ!といなくなったのでした。

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