小さな教会

丘の上や山の上にある小さな教会について、思い出しました。

一つとっておきの教会紹介します。

スイス、ロザンヌの市街地からメトロで1時間、それからバスで30分いったところにある森をさらに抜けたところにある、丘の上の奥の小さな教会。

地名を覚えていないので、紹介する、とは言えないのですが、写真があるので、いつか、これを読んだ誰かがこの教会を偶然見つけて、ふと思い出してくれたらいいなぁ、と思う、そんな場所。

この教会には守り手がいました。

40歳と80歳の二人の女性。人種も背景も違う二人だけれど、とても仲良しで、とても暖かな女性が、教会を優しく包みこんでいます。

その二人が造り出す空気と、静かに鎮座する教会の姿は見事に調和していて、この教会には神の愛だけでなく、母の愛が確かにありました。

ヨーロッパで時折出会う小さな村の小さな教会は、地元の人に愛されて、地元の人を見守りながら、その土地で悠久の時をいつまでも生き続けている。

信仰というだけでなく、村の寄り合い、コミュニティの基盤として、温かく存在しています。

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