Kopi Luwak ルアックコーヒー

細かく挽かれたコーヒー豆をお鍋に入れて沸騰させて、そのままカップに淹れるコーヒー。中東スタイルに似ています。

個人的意見ですが、インドネシアコーヒーは玄人のコーヒー。マンデリンとかトラジャコーヒーとかが有名です。土地と水が味を作るコーヒー、インドネシアコーヒーは、酸味やコクや苦みでは区分けできない、なかなか独特の癖のあるコーヒーだと思います。

世界で一番希少なコーヒーといわれることもあるルアックコーヒーもインドネシアコーヒーです。

ジャコウネコの消化管を通って、発酵したコーヒー豆です。

写真はインドネシアのバンドンのカフェで飲んだルアックコーヒー。とてもフルーティでした。香りが優しいコーヒーです。

インドネシアは中東からコーヒーを学んだのか、小さなコーヒー用の手鍋にコーヒー豆と水を入れて煮だしたコーヒーになります。コーヒー豆はろ過しませんが、淹れてカップをしばらく置いておくと沈んでいくので、上澄みを飲みます。

一度、日本で、偉い先生に謹呈された大変高級なルアックコーヒーをいただいたことがありますが、この時はペーパードリップで淹れました。やっぱりフルーティですが、もっとずっと優しい(うすい?)味になりました。

コロンビアやブラジルのコーヒーの毎日飲むような感じではなくて、大事なお姫様みたいな印象のコーヒーです。

最近はマセラシオン・カルボニックを行った発酵コーヒー豆もありますが、これもフルーティな気がします。

コーヒーも今は発酵食品ですね。発酵の力、いろいろな形で現れます。微生物は人類の最大の敵ともなりえ、そして最大の味方でもありますね。

100%ルアックコーヒーを見つけるのはインドネシアでも難しいそうです。ジャカルタの空港で100g最安3000円で販売していますが、これも100%ルアックコーヒーではないのだそうです。

割合が増えるほど高くなるのですって。

インドネシアの他のコーヒーは癖が強いので、あの癖の強いコーヒーとブレンドされているのかぁ、と思うとなんだか愉快です。ブレンドルアックコーヒーも、インドネシアでしか手に入らないスペシャルコーヒーですね。

日本で先生から分けていただいたルアックコーヒーは、ほんの少しの豆が、大きな立派な箱に入っていました。きっと100%ルアックだったと思います。ふふ。

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