(茶寮・菓子司)寛永堂 (京都 四条)

さて、最近人出が戻って、観光客がいないにもかかわらず、市内にうっかり出てしまうと話題のカフェなんかはいつも長蛇の列。昔、観光客がいたころは私はどうやってカフェに入っていたのかしら、と首をかしげる事態です。

そういうわけで、質はいいけど地道に店舗を展開していて長蛇の列はできないカフェを探索中です。

今回ご紹介するのは、京阪市四条駅を出てすぐある寛永堂さん。

寛永堂さんとなじみになったはJR奈良駅です。JR奈良駅には改札を出たすぐそこに寛永堂さんがあるのです。仕事関係の方などを訪問する際に、お土産を準備できなかったとか、そういう時に入ったときに受けたおもてなしが心づくしで、以来時々はいるようになったお店です。

お客さんが店に入っただけで供していただける心づくし、それは黒豆茶とお菓子を供してくださること(現金ですみません)。

奈良と京都のお店は少なくともすべてのお店でこのおもてなしをいただいています。

黒豆茶はびっくりするくらい美味しかったのが記憶に刻まれ、お友達に送ったこともあります。お菓子もおいしいです。パッケージも可愛い。

追加の蜜など必要ない練乳たっぷりかつ甘すぎないミルク氷。人も少なし。

定番商品が多いので、仙太郎さんみたいに頻繁に煩悩に導かれて訪問してしまうわけではないのですが、安定と安心のクオリティということでちょくちょく行きます。特にこれぞっというものはないんですけど、どのお菓子も老舗の和菓子屋さんらしい美味しさがあって、あられのバリエーションが豊か。お客さんが多くはないので、店員さんも一緒におしゃべりしてくださって、嬉しいお店なんですね。なんなら、ちょっとお茶と甘いものが欲しいときにちょろっと寄って、ささやかに自分用のおやつを買いながら、のんびり雑談に講じちゃったりします。

ともかくおもてなしがどこの支店も、安定感抜群。安心の優しさ。足が向いちゃいます。

さて、この寛永堂さん、四条店には茶寮があります。

人少ないです。お菓子美味しいです。かき氷なんかもあります。しかも、店舗同様おもてなしが優しい。

お店の雰囲気としてはあんまり読書などに使っては申し訳ない雅な雰囲気なんですが、並んでいる人というプレッシャーがないので、それなりに日記を書いたり本を読めたりもします。机もちゃんと大きいです。とはいえ、一人で居座るのはすこしソワソワしちゃいます。お友達と来たら、心からゆっくりできるでしょう。

雅な空間で、ちょっとほっこり甘いものを食べたい方にお勧めです。

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