(カフェ)進々堂のアフタヌーンティー(京都 三条)
京都大学吉田キャンパス近くの進々堂は、ノーベル賞を受賞する先生方が喧々諤々と議論する/された店として有名ですが、今日は三条の進々堂のご紹介。
小さなパン屋さんとして始まった進々堂は、時代を育てた若者たちや先達に愛されて、市民に愛されて、今は京都市内のあちこちにあるパン屋さんです。パン屋さんだけの店舗もありますが、市内ではカフェやレストランが併設されているお店も多くあり、すこし奮発した気持ちになる価格のものもありますが、味が良いので評判です。上品な老夫婦が優しく微笑みあいながら、あるいはおしゃれな子連れのお母さまが休まれている姿をよく見るところです。
その進々堂が、アフタヌーンティーをメニューに打ち出しました(まぁ、すでにだいぶん前ですが)。通りすがりに横目に見ていただけでしたが、先日思い立って注文してみました。
さっぱり結論だけいうと、大変良かったです!
身近なお手軽アフタヌーンティーでしばらく前にリプトンのアフタヌーンティーを紹介しましたが、リプトンより私には好印象。進々堂のアフタヌーンティーは2800円~3000円くらいでリプトンより1000円高いので、リプトンを悪く言うわけではなく、価格とボリュームお味で総合的に高評価だったリプトンに対して、3000円云々を語らず「あー、おいしかった」というおいしさです。あと、空間的にテーブル間にゆとりがあるのです。これはリラックス空間、という点では結構大事です。
エンドウ豆のスープをメニューに打ち出していたころで、このスープがついてきました。これがすごくおいしかったです。スープだけ食べにまた行こうと思いました。昔、食事がまずいと評判の英国で、なぜかまずい食事にありつくことがほぼなかった旅をしていたころ、海辺の町で食べたランチを思い出したのでした。(ただ、それはスープじゃないです。フィッシュアンドチップスのソースがタルタルソースでなくえんどう豆ソースだったのですが、人生で最もおいしかったものの一つとして心に浮かぶランチです。)
小さいサンドイッチも風味豊かで、カナッペも優雅にゆったりでなくパクパク食べてしまうおいしさでした。ふふ、でもパン屋さんですもの、パクパクで正解ですよね。
スコーンもサクサク。
レストランのある進々堂のスコーンはサクサクなのかしら。進々堂のスコーンはどこのお店もサクサク、というわけではないですが、三条店はパン屋もスコーンもサクサクです。私はサクサク派。
今はホテルのアフタヌーンティーは5000円が平均価格(むしろ最低価格。。。)となっていますが、20年くらい前は3000円前後でした。
進々堂は身近なカフェスタイルを維持して価格はお手頃3,000円。街角で愛されているパン屋さんの面影に、カフェやレストランではちょっと日常を変えてくれるおしゃれさも醸し出した空間を演出していて、また違った形のアフタヌーンティー。(これはリプトンもですね)
とってもおすすめです!