桜 伏見疎水 (京都)

今日はお天気が良かったので、桜を見に伏見疎水に散歩に行きました。

桃山では樹木を1000本植える計画があって、疎水場にはきれいな花を咲かせる樹木がたくさん植えてあるようです。きれいに整備されていました。

今週の頭に疎水に水を戻して、十石船の遊覧も始めているようで、乗り場にものんびり乗船待ちする若い方からお年寄りまで、笑顔があふれています。お花見をしながらのんびりお弁当を食べてる方、私のように散歩されている方など、思い思いに桜を見に来ていらっしゃいました。

昨年暖冬で、今年の桜は早い、と皆が口にしていますが、花々は一様に早咲きでしかも長持ちしている気がします。

おかげで、疎水沿いの小道は桜、雪柳、レンギョウ、梅、ボケ、桃、アンズなど目を見張らんばかりの絢爛さでした。地上にも菜の花やチューリップ。

抜けるような青空と、優しい花の香、ポカポカ陽気で、歩いていたらコートも羽織もいらないよう。アゲハ蝶にモンキチョウにモンシロチョウ

ウグイスも高らかに愛を歌っていて、若い頃と同じよう、とはいきませんが、年がいなくぴょんと踊りだしたくなるような気持ちになりました。(鶯さん、私はおひとり様上手です。)

伏見疎水の桜、遊歩道は思っていたよりずっと長くて、桜のトンネルもあり、一時間弱の散歩なのですが、大満喫とはこのこと、という感じでした。

昨日の5分咲きから一気に7分、8分まで花開いたようです。

世界が春を歌っていました。

体の中から沸き起こる春の喜びがあるとしたら、まさにそんな気持ち。先日の偏屈な桜花ブログを反省しました。夜桜に寄せる思いのようなことをくどくど書いてしまいましたね。桜は舞姫。春は始まり。美しい共演です。

貴方が今、一人でも二人でも、哀しくても空しくても、春は今ここにあります。

そのことが単純に嬉しい。

ただその空間を歩けることが、こんなにも幸せだとは思ってもいませんでした。

続いていく伏見疎水の思いがけぬ美しさに、町のそこここにある自然の豊かさに改めて感じ入った昼下がり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

桜花

次の記事

出口がなくても平気