言葉なき関係

しばらくぶりのブログの更新なのだが、今日は僕の悩みを書かせてもらうことになった。書くことで、考えがまとまるかもしれないわよ、ということだ。

僕は、最近、名前は知っているけれど、生態を知らない生き物を預かっている。

病気だったのだ。

介護の時は良かった。それは人も動物も同じだ。栄養と休息。

しかし元気なってからが難しい。(元気なってとてもよかったけれど)

人間の側からして大事にしているつもりだけれど、もともとその生き物が何が好きで何が嫌いが知らないままに付き合い始めた。

動物園の飼育係の人も、お世話する動物と出会うときは、まずその動物の自然な生態について学び、その後個体ごとの性格を学んでいくんだ。

僕は遊んでいるつもりだったが、うっかりふざけて、すっかり怒らせてしまった。(激烈に怒って、今もどこかに隠れている)

体格差で僕に利があったことも災いした。

とりあえずなだめようと思って傍にいたが、後で調べたら、動物が怒っているときは、動物の言葉で謝れない僕らは、彼らをそっとしてやるべきだったらしい。

と悩んでいて、あぁ、これって人間関係と全く同じだ、と思った。

僕も怒っているときはそっとしておいてほしい。

子供や小さい生き物に対して、力や体格で有利な生き物は、えてして配慮に欠けがちなのかもしれない。

そういう点で、人間関係は家あるいは職場にいれば、どっちかの環境に所属する人のことはそっとできるという特徴があるんだなぁ、としみじみと思った。動物の場合は空間は共有して無視がいいのかな。

怒りおびえているらしい小さな生き物は寝室のどこかにいるらしい。

反省を伝える手段もないのである。僕は眠りたいのだが、どうしたらいいのだろうか…。

*

とりあえず生き物について知るために、遅ればせながら勉強する…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

(京都 老松)夏柑糖

次の記事

言葉なき理解