子供の成長①
僕が僕らしくあるために 僕は夢を持った
僕が僕らしくあるために 僕は夢を追う
初めて風は世界中を吹きめぐるのだと
’理解’した
その時
僕は風になりたかった
ー彼らはきっと別れを知らぬのだろうと
ー彼女らは決して孤独にならぬのだろうと
そして僕は夢をみた
たくさんの友達と世界中を旅する僕
軽やかに舞い上がり
あの絶壁の岩山を 青い木々の梢を吹き抜けていく僕
小川の歌を聴き 山々と語り合い 石の話に耳を澄ます
別れも孤独も知らぬ 僕
会いたい人の元へ自由に行き来し、限りなく力強い
あぁ、懐かしいこの風は、どんな物語りを運んでいるのか